現在工事休館中の江戸下町伝統工芸館は、伝統工芸の魅力をさらに多くの方に分かりやすく発信するため、「江戸たいとう伝統工芸館」に名称を変更し、設備を更新して、展示内容を充実させ、平成31年3月28日(木曜日)午後1時リニューアルオープンします。
浅草周辺には、下町の歴史と風土の中で育まれ、受け継がれてきた伝統技能を伝える職人さんが多く、鍛えられた技と選び抜かれた材料とで作る伝統工芸には、量産製品からは感じとることのできない暖かな温もりと味わいがあり、私たちに豊かさと潤いを与えてくれます。
江戸たいとう伝統工芸館では、このような伝統工芸品を広く紹介するとともに、より多くの皆さんに親しんでいただけるよう、職人による実演や手づくり教室などを開催しています。江戸簾(すだれ)・東京桐たんす·江戸指物など、約45業種350点余りを常設展示するだけでなく、江戸べっ甲展や江戸手描提灯展といった「作品展」も開催しています。
また、毎週土曜日·日曜日に行われる職人による「製作実演」を行います。「手づくり教室」は職人さんが自ら手ほどきしてくれます。ぜひご参加ください。
浅草花やしきは、1853年(嘉永6年)に開園した植物園「花屋敷」をもとにする日本最古の遊園地です。当初は、上流階級の利用に限られていましたが、次第に、動物や見世物の展示や遊具施設を増やしていき、広く一般に親しまれるようになりました。
戦時中の閉園を経て1947年(昭和22年)に遊園地「浅草花やしき」として再開園し、現在の「浅草花やしき」へ続いています。その間、日本で現存最古のローラーコースターを設置するなど新しいアトラクションで話題を作ってきました。
2019年4月には「浅草花劇場(あさくさかげきじょう)」という多目的ホールがオープンし、さらにさまざまなエンターテインメントを発信しています。
浅草ひさご通り商店街の北側は、言問通りに接しています。言問通りの北側は「奥浅草」と呼ばれるエリアです。浅草芸者の派遣などを行う浅草見番があるように、江戸の頃から花街として知られてきました。一見、閑静な住宅街を思わせる町並みが続きますが、夕闇がせまると、ぽつぽつと粋な明かりが立ちます。料亭や割烹をはじめ地元の通人たちが通うこだわりの飲食店などが軒を並べています。
そんな通好みのロケーションに、近年は新しいタイプの店も増えて、女性や若者の人気を集めています。人力車でも、奥浅草は人気のコースになっていますし、散策を楽しむ方も増えています。
浅草芸者や幇間の派遣を取りまとめる場所です。芸者が稽古する場所でもあります。「浅草おどり」など伝統文化の継承のための活動も行っています。一般の方にお座敷や芸事に親しんでもらうイベントも開催しています。